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AIスピーカーに触れてみました

メディアで時折記事になっているAIスピーカー。「ポストスマホ」とも呼ばれています。しかし、そうした記事を目にしても、なぜ「ポストスマホ」と呼ばれているのか、またそもそもどのようなモノなのかという事が、いまいちピンときていないのが本音でした。

そうした中、素晴らしい事にAIスピーカーに触れる機会を得る事ができました。

そもそもAIスピーカーとはどのようなモノかというと、高精度のマイクとAI(人工知能)を活用した音声認識機能を備え、話しかける事で様々な操作ができるスピーカーの事です。

例えば、AIスピーカーに「今日の天気は?」と尋ねると「午前は曇りで午後から雨が降ります」という風に答えてくれたり、「テレビをつけて」と声をかけるとテレビをつけてくれたりしてくれるという代物。アメリカ市場で、アマゾンが2014年11月に「エコー」を発売し、グーグルも16年11月に「ホーム」を発売。アメリカでは普及が徐々に進み、約2500万人が使用していると言われており、2017年には約4000万人になると予想されています。

日本の市場では今年になり、アマゾン、ソフトバンク、NTTドコモ、LINE、ソニーなどが参入を表明しています。

そんなAIスピーカーに触れる機会ができたのが、住宅設備を扱っているあるお客さまのところへ訪問した際でした。その企業は、今後の戦略商材になり得るという事で、早くにアメリカからAIスピーカーを取り寄せ、研究をしているという事だったのです。

そのAIスピーカーはアメリカ仕様なので英語で呼びかけるのですが、「電気をつけて」と英語で呼び掛けると電気がつき、「電気を消して」と呼びかけると電気が消える。「なるほど、これがAIスピーカーか」と感激しました。

この企業からお聞きした興味深い話がありました。

「家庭の中にAIスピーカーがある事で、家庭のあらゆる事がこのAIスピーカーを通して行われるようになる。」

どういう事かというと、お風呂を沸かすのも、音楽を付けるのも、部屋の温度を調節するのも、明日の予定を聞くのも、料理のレシピを調べるのも、その食材を注文するのも、すべてAIスピーカーに呼びかければできてしまう世の中になるという事なんです。

さらに言えば、AIなので、どんどんその使用者の好みや特徴を学習して「夏であれば部屋の温度はこのくらい、お風呂の温度はこのくらい」とか「その時の気持ちを伝えれば、それに合わせた音楽をかけてくれる」とかどんどん賢くなっていくのです。

ですので、家庭の中にAIスピーカーが必ずあるという状況が今後考えられ、そうするとスマホのように1人1台とまではいかないかもしれませんが、最低一家に1台という状況が想定されるという事なんです。

さらに言えば、会社の中にAIスピーカーがあれば、スケジュール管理や印刷などの事務作業、調べものなどをやってくれるようになる事も想定されます。

そうなると、スマホ並みに普及が進む機器となり得るという事なのです。
これが「ポストスマホ」と言われるゆえんです。

今後どのくらいのスピードで日本の市場においてAIスピーカーが浸透していくのか、そしてどのプレーヤーが覇権を取っていくのかに注目していきたいと思います。

【金入 常郎(かねいり つねお) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部 チーフコンサルタント
早稲田大学社会科学部卒業。基幹システム(ERP)の導入コンサル及び、採用・教育コンサルを経て現職。これまで、基幹システム構築、業務改革、組織活性化、ブランディング、新規事業立ち上げなど様々なコンサルティングやプロジェクトに携る。現在でも、採用や教育など、お客さま先での各種プロジェクトの支援や会計、マーケティング、お客さま第一主義など、各種研修に携わっている。
■担当分野 採用支援、組織活性化、基礎力向上、各種プロジェクト支援

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