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中堅・中小企業にメリットがある新卒採用ツール

前回の私のコラムの中で、2019年採用の見通しについて書かせて頂きましたが、2018年採用と同じスケジュールになりますので、中堅・中小・ベンチャー・外資系企業は、就職活動の前半(3~5月)で勝負をかける体制で臨まなければならず、大手企業との真っ向勝負に挑まざるを得ません。

そういった中、中堅・中小企業として、どのように迎え撃つか?

そこで今回は、中堅・中小企業にメリットがあると考える新卒採用ツールについてご紹介したいと思います。

まず前提として、中堅・中小企業の課題は、ターゲットとなる学生にどんどん会いづらくなっている事が挙げられます。その理由は、言わずもがな大手企業の積極採用です。

大手企業が、採用に資金を投下し、マス媒体(リクナビ・マイナビ)を通して学生に積極的に大量の情報のシャワーを浴びせている中、中堅・中小企業がマス媒体(リクナビ・マイナビ)で学生を集めようとしてもなかなか集まらないのが現状です。そうなると、学生に会う事ができず、自社のアピールをする事すらできません。

その点から現在の採用環境の中で重要になるのが「直接学生に会えて、話ができる事」だと考えます。会う事ができれば、工夫のしようはいくらでもあります。

「まずは学生と会う機会をつくるという事」
このポイントを実現する事ができるツールをご紹介いたします。

■Offer Box(オファーボックス)
いわゆる学生へのスカウト機能に特化したサービスになります。

マイナビ・リクナビなどにもスカウト機能はあるのですが、実態はあまり機能していません。というのは、企業はお金をかければ、たくさんのスカウトを打つ事ができるため学生に対して、どんどんスカウトを打ちます(特に大手企業は)。その結果、学生側には、大量のスカウトメールがやってきて、ほとんど見ない、見ても大手だけという状況になります。

その状況を打破したのが、このOfferBoxになります。

詳しい説明は一旦省きますが、企業側のスカウトが100枠と制限されています。ですので、むやみやたらにスカウトを打つ事ができません。

一方の学生側は、スカウトを受けられる枠が決まっています(はじめは6枠。情報をたくさん開示すると最大15枠に拡大)。
こういった環境をつくる事により、スカウトによる学生の開封率を高める事に成功しています。

デメリットは、企業側の手間がかかるという事です。1件1件学生の情報を見て、良いと思った学生に対して、スカウト文面を作り、送る。なかなか根気のいる活動になります。そのため、どちらかというと、少人数の採用に向いているツールと言えます。

裏を返すと、大手企業は大量採用を目的としていますので、このツールは、大手企業にはあまり向いていません。ですので、大手企業はまだこの手法を積極的に活用はしていないのが状況です。そこがチャンスだと考えています。

これからの採用活動は、待っていては良い人は採れません。
こちらから仕掛ける手段を持ち、その方法を早期に確立していく事を考えてみてはいかがでしょうか?

【金入 常郎(かねいり つねお) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部 チーフコンサルタント
早稲田大学社会科学部卒業。基幹システム(ERP)の導入コンサル及び、採用・教育コンサルを経て現職。これまで、基幹システム構築、業務改革、組織活性化、ブランディング、新規事業立ち上げなど様々なコンサルティングやプロジェクトに携る。現在でも、採用や教育など、お客さま先での各種プロジェクトの支援や会計、マーケティング、お客さま第一主義など、各種研修に携わっている。
■担当分野 採用支援、組織活性化、基礎力向上、各種プロジェクト支援

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