客観的視点の鍛え方

経営の戦略を立てる上でマーケティング戦略は非常に重要です。マーケティング戦略とは、「①どこで、②誰に、③何を、売るか」ということを考えて実践していくことですが、当然ながら、「どこで」においても、「誰に」においても、「何を」においても、競合が存在することになります。①~③の2つ以上の要素で重複する事業を行っている相手先であれば競合他社と言えるのではないでしょうか。自社の商品やサービスをお客様が検討する際に、頭をよぎるほかの候補、ということです。

お客様は、それらの競合(他の検討要素)と自社の商品やサービスを比較して、QPSで自社の商品やサービス、またはその他のものを選択するかどうかを決めているのです。

さて、前置きが長くなりましたが、このマーケティング戦略において重要なことは、自社の商品・サービスの客観視です。そのためには客観的な視点を磨く必要があるのですが、常々小宮が言うところの自己中心的な考えからいかに脱却するかという点は当然のこととして、私からは「物差しを持つことの重要性」についてお話しできればと思います。

 

端的に言うと、御社の商品・サービスを検討する際に、お客様が比較検討するレンジの中で、QとPでの競争力が最高水準のものをともに消費者として経験してみるということです。

Qが最高と言われているレストランやホテル、逆に最低と評価が低いところなど、またはPで最も競争力がある商品・サービスを提供しているところ、逆に最も価格が高いところなどに行ってみるといったことです。自社と最も競合する相手先の商品・サービスを受けてみることは一番大切なことだと思いますが、更に視点を広げて両極端の幅を知っておくことは、客観的な視点を鍛えるためにも必要なことであると考えます。

ちなみに、私は定期的に100円ショップに行きます。価格Pの部分において100円ショップで提供できる商品のレベルを知ることによって、自分の中での客観的な目線を持つようにしています。また、最近は高級フルオーダーのスーツをオーダーしてみる(背伸びしました。。)とともに、ZOZOスーツでのオーダーをしてみました。このように自分自身もお客様に対して、自分の言葉で客観的視点を鍛えた効果がお伝えできるようにということで、コツコツやっております。またお会いさせていただくときにでも、お客さまとしての立場としての消費体験談を共有させていただければと思います。今後とも、宜しくお願いいたします。

 

【新宅 剛(しんたく ごう) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部
中央大学経済学部国際経済学科卒業。アーサーアンダーセン税務事務所を経て、財務会計系のコンサルティング会社である株式会社エスネットワークスにて事業再生部門とM&A仲介事業を立ち上げ、軌道に乗せた後に小宮コンサルタンツ入社。経営者に寄り添うコンサルタントという側面と、社内起業家という二つの側面を持ちながら経営コンサルタントとして、戦略の立案推進、経営計画の策定や実行支援、新規事業策定支援、財務戦略・資金調達支援、事業再生コンサルティング及びM&Aの支援も通じた総合的な支援を行っている。中小企業診断士、税理士試験合格者。
■担当分野 経営コンサルティング全般。戦略策定支援、経営計画策定支援、PDCA推進支援、M&A戦略・実行支援、事業再生支援等 等

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