「プロセスの辛さ」と「結果の辛さ」

私がこれまでコンサルティングをという仕事をしてきた中で、企業の場合も、個人の場合も、「成長したい」、「結果を出したい」、「周りから認められたい」「お客様に喜んでもらいたい」など、たくさんの「○○○○○したい」という言葉を耳にしてきました。

自分で発言したことに対して実現している人もいますが、実現できていない人も多くいます。実現する人と、実現しない人の違いはどこにあるのでしょうか。
私の仮説では、実現しない人の場合、「結果を出したい」と思っていても、それは、「(楽して)結果を出したい。」とか「(自分の頑張れる範囲で頑張って)結果を出したい」と考えているからだと思います。
私は、人は「プロセスの辛さ」か「結果の辛さ」のどちらかを選ばなくてはいけないと考えています。

例えば、ダイエットをする場合・・・
「プロセスの辛さ」というのは、甘いものを食べるのをやめたり、食事の量を減らしたりするということです。「結果の辛さ」というのは、自分が目標とした体重にならないことです。
勉強の場合、「プロセスの辛さ」は大学に合格するために、毎日8時間勉強すること。「結果の辛さ」は志望している大学に合格しないことです。

「求める結果」を手に入れるには「プロセスの辛さ」を選ぶしかありません。
逆に、「プロセスの辛さ」を選ばないのであれば、「結果の辛さ」を選ぶしかありません。毎日楽をしたい、負荷をかけたくないというのであれば、「結果の辛さ」から目を背けてはいけないのです。ただ、厄介なことは、2つの辛さを比較した時に、「プロセスの辛さ」の方が辛いと感じやすいことです。なぜなら、プロセスの辛さは分かりやすく、直接的で、先に起こる現象だからです。また、「プロセスの辛さ」を経験したからといって、欲しい結果が手に入るとは限らないからです。逆に言うと、「結果の辛さ」を経験する可能性があるのなら、せめてプロセスぐらいは楽したいというのが人間の弱いところだと思います。

「プロセスの辛さ」に負けないためには、求める結果を得た時の状況を具体的にイメージすることだと思います。例えば、ダイエットに成功した時、その時の自分はどんな生活が送れるかを具体化することです。企業であれば、目標の売上・利益を達成した時、社会への貢献度がどのように変わっているか、その時社員はどのように感じるかを具体的にイメージすることです。
未来を具体的にイメージすることが、「プロセスの辛さ」に打ち勝つ原動力になります。

【野間 健太郎(のま けんたろう) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部
中央大学経済学部卒業。人材スカウトのレイスグループ、タナベ経営を経て現職。 タナベ経営では最年少チーフコンサルタントとして、業界問わず様々なコンサルティング業務を経験し、セミナー部門のチーフとしても実績を残す。 現在は採用や事業承継など、組織・人事分野を中心に、経営戦略や事業戦略、中期計画の策定、新規開拓営業支援、ブランディング戦略など各種コンサルティングに携わっている。
■担当分野 企業診断、採用支援、事業承継、人事評価制度策定、経営戦略、中期計画策定、ブランディング戦略、新規開拓営業支援、新規事業開発、各種プロジェクト支援 等

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