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【新卒採用】新型コロナウイルスによる影響にどう対応するか?


新型コロナウイルスによる影響があらゆる分野に出ていますが、「新卒採用」にもその影響が及んでいます。先日の日経新聞に『就職広告大手のマイナビは、3月1~15日に開催を予定していた合同企業説明会を中止すると発表。全国169会場、累計1万4000社、学生21万人に影響が出ると試算している。』とあるように学生を集めての大規模な合同説明会や会社説明会が相次ぎ中止となっています。そういった中、マイナビなどの大手就職広告会社は、Webを使った企業説明会の実施を呼び掛けています。しかし、私はあえてWebを使う企業説明会に対して警笛を鳴らしたいと思っています。それは、なぜか?理由は、学生を惹きつける力が弱くなってしまうからです。学生が就職活動の中で「どの段階で企業のイメージが最も上がったか?」というアンケートに対して、多くの学生が「企業説明会」と回答(ちなみに最もイメージが下がったのも「企業説明会」と回答)。企業説明会の時点で学生をどれだけ「惹きつける」ことができるかが採用の成否を分けていると言っても過言ではありません。一方で、「企業説明会=企業と学生の初回接触の機会」です。Web上で初対面の人とミーティングなどを行った事がある人であれば感じた事があるかもしれませんが、初対面×Web上だと「知識」・「情報」・「ノウハウ」は伝わりやすいのですが、「感情」・「ニュアンス」・「雰囲気」・「熱」が伝わりづらい。新卒採用における説明会の役割は、「情報・知識」の伝達というよりも、「感情、ニュアンス、雰囲気、熱」を感じてもらう機会。言わば、「その会社のその人の熱を感じ、興味を持ってもらえるか?好きになってもらえるか?」にかかっています。Webでの企業説明会は、その部分で弱いのです。
では、この状況下で、企業説明会に代わるものとして、どう対策すればよいか?私がお勧めするのは、「スカウト専用システム」を活用する事です。細かい説明は省きますが、学生のデータベースに対して、スカウトメールを配信できるというサービス。代表的なものが「OfferBox」。コロナウイルスの影響で、学生を集めて企業説明会を行う事は難しい。そこで、学生にスカウトメールを送り、自社に興味を持ってもらった学生に会って、一人ずつ口説いていく。重要なことは、直接会って、自社の想いやそこで働く社員の熱を伝えていくことだと考えます。
このまま、大手就職広告会社のおすすめや大手企業の採用活動の流れに乗って、Web上での企業説明会に流れる事にあえて警笛を鳴らしたい。こういった状況だからこそ、経営者の手腕の見せ所だと考えます。
【金入 常郎(かねいり つねお) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部 マネージャー チーフコンサルタント
早稲田大学社会科学部卒業。基幹システム(ERP)の導入コンサル及び、採用・教育コンサルを経て現職。これまで、基幹システム構築、業務改革、組織活性化、ブランディング、新規事業立ち上げなど様々なコンサルティングやプロジェクトに携る。現在でも、採用や教育など、お客さま先での各種プロジェクトの支援や会計、マーケティング、お客さま第一主義など、各種研修に携わっている。
■担当分野 採用支援、組織活性化、基礎力向上、各種プロジェクト支援

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