今こそ、『不易』と『流行』を考える


「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉があります。
「不易」(ふえき)というのは、いつまでも変わらないこと。
「流行」(りゅうこう)というのは、時代の流れに応じて変化することです。
今回のコロナウイルスの影響で、多くの企業、多くの人が「変化」を求められていると思います。
例えば、外出自粛により、働く場所が「オフィス」から「自宅」になることや、会議・打ち合わせの方法が「対面」から「WEB会議」になること。接触を避けるために、決済方法が「現金」から「キャッシュレス」になること。
コミュニケーションの取り方も、「居酒屋・レストランでの食事」から、「オンライン飲み会」になること。など、様々なところで変化が起きています。
◆皆さんの会社、仕事に置き換えると、不易流行とは何をさすでしょうか?
例えば、「不易」というのは、
・社是、経営理念 ・企業の存在意義  ・創業の想い 等があります。
上記のもののように、「不易」の部分はどれだけ時代が変わっても、変わらない部分、変えてはいけない大事なことです。
これは、10年後も、20年後も、そして、現社長から次の社長に交代したとしても、その企業がその企業であり続けるために、守り続けなくてはいけないことです。
「流行」に該当するものは、
・事業内容 ・商品 ・セールストーク ・社員の教育方法 ・広告の出し方 ・会議のやり方  等があります。
このように「流行」という部分は、時代に合わせて変化させていく必要があります。いつまでも古いやり方では、世の中から選ばれなくなっていきます。
本質の部分は「不易」として変えずに、手法・手段の部分は「は流行」として変えていくことが必要です。
◆大切なことは、今の会社にあるもの、今の組織にあるもので、何が「不易」で、何が「流行」の部分かを見極めることです。
仕事の中で、本当は変えてはいけない「不易」の部分を変えていませんか?
反対に、「流行」の部分を、全く変えずに仕事をしていませんか?
「過去の成功体験」に縛られていると、いずれ通用しなくなります。
「栄枯盛衰」という言葉があるように、栄えていたところも、いずれは衰えます。
コロナウイルスの影響で厳しい状況の企業もあると思いますが、
こんな時だからこそ、自社にとってこれまで大切にしてきた「不易」は何か、アフターコロナに向けて変化させなくてはいけない「流行」は何かを考えてみてはいかがでしょうか?
すぐに大きく変化できません。小さなことでいいので、何か1つ、変化するきっかけになれば幸いです。
【野間 健太郎(のま けんたろう) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部
中央大学経済学部卒業。人材スカウトのレイスグループ、タナベ経営を経て現職。 タナベ経営では最年少チーフコンサルタントとして、業界問わず様々なコンサルティング業務を経験し、セミナー部門のチーフとしても実績を残す。 現在は採用や事業承継など、組織・人事分野を中心に、経営戦略や事業戦略、中期計画の策定、新規開拓営業支援、ブランディング戦略など各種コンサルティングに携わっている。
■担当分野 企業診断、採用支援、事業承継、人事評価制度策定、経営戦略、中期計画策定、ブランディング戦略、新規開拓営業支援、新規事業開発、各種プロジェクト支援 等

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