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コロナ禍で学んだ効率的な働き方を止めてはいけない


コロナ禍をきっかけに、皆さんの会社でも働き方が大きく変わったのではないでしょうか?私自身もご多分にもれず、働き方が大きく変わりました。これまでは月の3分の1は出張という日々を送っていましたが、この3カ月出張はわずか2回、基本的にはオンラインを利用した在宅での勤務でした。
元々、会議やセミナーは意識が伝わる対面が良いと思っていましたし、それ以上にオンラインでサービスを提供することはお客様に失礼だと考えていました。しかし、コロナ禍ではそんなことも言っていられず、経営計画の策定、役員会、従業員の研修などほとんどの仕事を在宅でオンラインを活用して実施しました。
しかし、実際に在宅でオンラインを活用して仕事をすることで、沢山の気づきがありました。具体的には画面共有などを利用すると情報共有がしやすい、チャットを併用することで意見を言いやすい、移動時間が無いためスケジュールの融通が利きやすい、移動のための時間とコストが節約できる、などです。そしてコンサル先のお客様からもオンラインでのコンサルでも支障はないという意見も多くいただきました。
普段から固定観念・既成概念を捨ててくださいなどとアドバイスしているにも関わらず、やりもせず自分自身が固定観念に縛られていたことを今更ながら反省しています。
緊急事態宣言が解除され、これから時間をかけて徐々にコロナの影響は少なくなってくると思います。この先大切なことは、この自粛時期に実践してみて良かった効率的な仕事のやり方を継続することです。勿論、従業員同士が全く会うことがない、一切出社しない、というのは意識の共有や一体感の醸成という意味でデメリットはあると思います。しかし全てをコロナ前に戻す必要はないと思います。人間は本質的に変化を好まないので、非効率と分かっていても何年も何十年も続けた仕事のやり方に戻ろうとします。しかし、だからこそ経営者が主導し、今回のことをきっかけに導入した効率的な仕事のやり方を強い意志を持って継続させることが必要です。
実際、コンサル先のお客様でも、毎月遠方から10名以上が集まる管理職会議はコロナが収まっても原則オンラインで実施し、年に何度か集まった際に会食などをして意識の共有を進めると決めている企業もあります。
コロナ禍は悲しい出来事も沢山生みましたが、これまでの固定観念や既成概念を壊し、世の中や企業が最適化する良いきっかけになるのではないかと思います。







【平野 薫(ひらの かおる) 】
株式会社小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部
宇都宮大学卒業。キユーピー株式会社、株式会社帝国データバンクを経て現職。帝国データバンクでは年間約400社の調査を実施。優秀調査営業社員に選ばれ社長表彰を受ける。現在は上場企業や公的機関などの幹部・管理職を対象とした教育研修、および企業戦略の立案など各種コンサルティングに携っている。
■担当分野 経営戦略、財務会計、管理会計、マクロ経済、与信管理

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