和顔愛語

中学校の卒業式の日、卒業アルバムの最後のページにお世話になった担任の先生にメッセージをお願いすると、筆ペンで大きく、「和顔愛語(わがんあいご)」と書いてくださいました。

この言葉は、和やかな顔で慈しみのある優しい言葉で人と接することの大切さを説いた仏教の教えの一つであるそう。この言葉の通り、親しみやすい振る舞いは、周囲の人を幸せにすることができるのだと、先生は話してくれました。

それを聞いて、最初に思い浮かんだ人は近所のおばあちゃんでした。小さな頃から今でも私の家の近所には、朝会う度に「おはよう」「いってらっしゃい」とどんな時も素敵な笑顔で声をかけてくれるおばあちゃんがいます。おばあちゃんの太陽みたいな笑顔を見ると、私まで自然と笑顔になり、心がポカポカと暖かくなり、幸せな気持ちになるのです。

お金がかからず、信じられないほど価値がある贈り物があるとしたら、それは笑顔ではないでしょうか。小さな出来事だとしても、笑顔のある場面は宝物のような大切な記憶となって心に刻まれます。

私も「和顔愛語」のような人になり、人に幸せを届けていきたいものです。笑顔はその第一歩だと思います。

【片岡 愛】

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