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だんじり祭りから学ぶこと

お盆が過ぎると御神燈が灯り、近くの部団の会館からは、鳴り物の音が聞こえてきます。時折リズムが狂い拍子抜け。10月に行われるだんじり祭の練習が始まったのです。

私の帰省先は、大阪の南河内地域に位置し、古墳などの古代遺跡の多い地域です。堺市と隣り合わせており、堺市と一緒に百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)で世界文化遺産登録を目指しています。そして、もう少し南に行くと、岸和田市があり、そこには有名な岸和田だんじり祭があるのですが、私たちの地域でもだんじり祭りが盛んで、一年をこの日のために過ごしておられる熱い方々がたくさんいらっしゃいます。地車(だんじり)は二段屋根のすばらしい彫刻やぼんぼりや刺繍幕などで装飾されており、6つの町からそれぞれの地車を曳いて練り歩きます。今は規制があるそうですが、「ぶんまわし」や「やりまわし」も見られます。宵宮では6台のだんじりが集まってのパレード、本宮ではパンパンッ!とクラッカーがいっせいに鳴り、1台ずつ神社境内の急な坂を駆け上がる宮入りがクライマックスです。

息子も高校生のときから青年団に入団し、彼の部屋はだんじりグッズでいっぱいです。鳴り物担当を2年、鳴り物責任者1年、幹事2年、副団長1年と長年だんじり祭りに力を注いでおります。

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息子が青年団に仲間入りさせていただいたことは、とても有難かったと感謝しています。祭りや神社のしきたりを教えていただき、部団の小さな社会とはいえ、年配の方や先輩方への礼儀、そして後輩へのちょっとしたマネジメント。祭りの花代集めでは、社会の厳しさ。河川・町の清掃や夜警(年末の火の用心)では、地元への貢献など。今の社会人生活に活かせているかどうかは定かではありませんが、進学塾では学べないことを学ばせていただいたのではないでしょうか。

昨年のだんじり祭りから早一年。夜遅くまで、鳴り物の練習のかねや太鼓の音、軽トラを引いたり、走り込みをして体力づくりをする元気な声など、町はしばらく賑やかです。私も、昨年畳んだはっぴや足袋を出して、今年も事故なく祭りが終わればいいなぁと願いながらアイロンがけ。町中がそわそわしているこの季節、そしてわが息子ながら一年に一度、唯一かっこよく見える瞬間を、私は毎年心待ちにしているのです。

s_mc-9 【高橋 知子】

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