ホーム > 小宮一慶のモノの見方・考え方 > できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ

できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ


しばらく前に、著名人の名言100を集めた『そろそろ、何かしなくっちゃ。』(秀和システム)という本を出版しましたが、タイトルにある言葉は、その中のカーネル・サンダースの言葉です。カーネル・サンダースは、皆さんもご存じのようにケンタッキー・フライド・チキンの創業者ですが、そのビジネスを始めたのは65歳の時でした。フランチャイズビジネスを展開しようとしたのですが、1000軒ほどは断られたそうです。それでも、熱意をもって仕事に取り組むことにより、今では世界中のいたるところにお店があり、そこにはカーネル・サンダースのキャラクターが置かれてあります。
新型コロナウイルスでビジネスや人生に大きな影響を受けた方も少なくないと思います。今月に東京と大阪で行われた会員さん向けの実践セミナーでもお話したことですが、私は、この騒ぎが起こったころには「とにかくお金を借りておくように」ということを会員企業さんにお話しました。危機時の延命で頼りにできるのは、自分でコントロールできるお金だけだからです。そして、今は、「とにかく、お客さまに喜んでいただいて稼ぐ方法を考えてください」とお願いしています。
借りたお金はどこかで必ず返さなければなりません。そして、ある一定以上に借りると、返済が大変になるのです。借り過ぎてつぶれた会社も少なからず知っています。ですから、ここまでは延命のためにとにかく資金を確保することが大切だったのですが、これからは、いかに資金を作り出すかということが重要になります。
その際には、先ほどのサンダースの言葉ではありませんが、まずは、「できることはすべてやれ」の精神で取り組むことが大切です。ビジネスチャンスは、今のような時期でも、たくさんあります。もちろん、このような時期ですから、普段と同じではダメで「一歩踏み込む」ことが大切なことは言うまでもありません。自社の強みを活かし、お客さまに喜んでいただけることは何か、節約できる経費は何かを考えることです。当社では、お客さまに対してはZoomによるセミナーを提供することや、経費節約で言えば、在宅勤務が増えたコンサルタントたちの定期券購入をやめ、交通費を実費精算してもらうことなどに取り組みました。これらは、すべて従業員からの発案です。
そして、「やるなら最善を尽くせ」です。やるからには徹底してやることです。これまで、とても成功された方たちを間近で何人かお付き合いをさせていただいてきましたが、すべての方に驚くのは「徹底」の度合いです。中途半端では、成功はおぼつかないのです。とくに難しいことはそうです。やるなら徹底してやることです。
ウィズコロナの大変な時代ですが、そうであればこそ、「できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ」をモットーに、自身や自社をレベルアップさせるのに良い時期ではないかと私は考えています。
【小宮 一慶】

  • twitter
  • Facebook
  • Google+
  • LINE