ホーム > ビジネスに活かす“秘書力” > 雨の日にこそできる、お客さまへの気遣い

雨の日にこそできる、お客さまへの気遣い

この週末は各地で雪が降りましたね。
お天気の悪い日に外出しなければいけないのは、気が重いものです。洋服や靴が濡れて何とも不快ですし、傘を持つと、片手が塞がり不自由です。特に荷物が多い日は、ため息が出ることでしょう。雨や雪の日に弊社に来社されたお客さまも、そんな気持ちでお越しいただいたのかもしれません。60764fc84505a4551c835a6cbd67b84c_s
そんなお足元の悪い中、ご足労いただいたお客さまを、どのようにお迎えしたら喜んでいただけるでしょう。自分が訪問する立場だったら、何をしてもらったら有難いだろうかと、相手の立場に立って考えると、いろいろなアイディアが浮かんできます。

例えば弊社では、お召し物やお荷物が濡れていらっしゃるお客さまにお貸しできるよう、受付にタオルをご用意しています。「よろしければお使いください」と言ってお渡ししています。遠慮される方もいますが、「お荷物も濡れていらっしゃいますので、どうぞ遠慮なくお使いになってください」とお勧めすると、それではとお使いになる方が多いです。

傘と言えば、忘れ物の代名詞です。
以前は傘をお忘れになるお客さまも多く、そのたびにご連絡を取り合ったり、受け取りにお越しくださったりして、お手間をおかけしたものでした。そこで「傘のお忘れものはございませんか?」という立て看板を作り、雨の日はエレベーターホールに出すようにしました。これを見て「あっ傘!」と思い出してくださるお客さまがとても多く、傘のお忘れ物がほぼなくなりました。kasa
ご来社時は降っていなくても、弊社にいらっしゃる間に雨が降ってくることもあります。今のオフィスは大きな窓が通りに面しているので、時々外を見て、通りを歩く人が傘をさしているかを見ています。傘を持たずにご来社された方にお貸しできるよう、ビニール傘を常備していますので、雨が降ってきたら、その傘を受付近くに用意しておきます。「雨が降ってきましたので、お使いください」とスムーズにお渡しができます。

お返しいただくつもりのない傘ですが、丁重に返してくださる方もいます。あるお客さまは、ご帰宅されてからお礼のメールをくださり、さらに翌日「昨日は助かりました」とお菓子を持って、わざわざ傘を返しにお立ち寄りくださいました。ビニール傘をお貸ししただけなのに、そこまでしてくださるのかと、頭が下がる思いがいたしました。

「前回傘を貸していただいたので」と、次回ご来社の際に、新品のビニール傘を10本ほど持ってきてくださった方。百貨店でお買いになった高級な傘を、お返しにお送りくださった方もいました。雨の日の心遣いを喜んでいただけて嬉しく思うとともに、さらなる心遣いの達人たちに教えていただく毎日です。

【井出 元子(いで もとこ) 】
株式会社小宮コンサルタンツ
岩手大学卒業。株式会社リクルート入社後、出版・編集現場のIT化に携わった経験をもとにトレーナーとして転職、Apple認定トレーナー・日本印刷技術協会認定DTPエキスパートとして出版・印刷・音楽業界等でのIT指導や技術セミナーの講師を行なう。その後、移動体通信業界に転じ、販売員の育成や接客コンテントの審査員等を行なう一方、社内インストラクターの育成に当たる。2008年小宮コンサルタンツ入社、小宮の秘書を務める。秘書技能検定1級。
■担当分野 接遇マナー、電話応対、秘書、新人・若手研修

  • twitter
  • Facebook
  • Google+
  • LINE